遠州横須賀 城下町 観歩記(その4)

遠州横須賀ルネサンス 町並み再発見


一枚一枚が手づくりの軒瓦(河原町 田中次郎さん宅)
田中次郎邸(河原町)

軒瓦はお城の瓦職人が一枚一枚手づくりしたもので、すべてデザインが違っている。
新築予定のところを曳き家をして改築、昔の家屋をそのまま残してくれました。
松本医院(河原町)

手入れの行き届いた見越しの松、大正ロマンを感じさせるモダンな建物。玄関先の軒瓦はやはりお城の瓦職人の手づくりで、一枚一枚すべて波の形が違っている。
車屋・大竹房次邸(新屋町

町並みに合わせ全面的に改築、昔の姿を再現しながらその中に現代の感性、ご主人の想いを随所に表現している。壁は横須賀には珍しい「黒漆喰」を用いている。
山正・竹内正邸(新屋町

昭和8年の建造、当時としては極めて珍しい木造の3階建て。以前は造り酒屋を営んでいた。火災等に備え、仏壇が滑車で地下へ格納できるようになっている。ガラスはすべて手彫りの芸術品。
萩原勘二邸(東本町)

自らの意思で町並みに合わせた家を真っ先に建築してくれたお宅。横須賀らしい町家がどんなものなのか、大いに参考になっている。
東本町稽古場(東本町)

稽古場、祢里小屋を新築する際に周囲との景観を重視、さらに間口が狭く奥行きの深い敷地をいかに機能的に使えるか、工夫に工夫を重ねて設計されている。
通りに面した唯一の稽古場


昭和8年建造の旅籠旅館。横須賀街道のほぼ中央に位置し、シンボル的な建物となっている。部屋ごとに天井の材料を変えたり、また雑木を巧みに配置した「第壱號」の部屋など、棟梁のこだわり、遊び心が伝わってくる。
TEL  0537-48-2008
FAX  0537-48-4716
清水邸本宅(西本町)

明治時代には町の郵便局をつとめられた横須賀一の名家「清水家」
今も当時のままの姿をとどめている。建物は市(町)に寄託され、横須賀らしい活用を模索中、今後の利用方法が大いに期待される。
清水邸庭園(西番町)

前述、清水邸の裏にある回遊式の庭園。「湧水亭」というお茶室もあり、一服500円で抹茶&煎茶(お菓子付)を味わうことが出来る。入場無料、木曜日休み。AM10:00〜PM4:00
TEL 0537−48−6456
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